びんごねこの活動ニュース
びんごねこのおうちは、なぜ生まれたのか?
■ 1通のメッセージから始まった、すべての物語
2023年2月、1通のメッセージが届きました。
添付されていたのは 脱肛した茶白猫の痛ましい写真。
「助けてあげられませんか?」という切実な相談でした。
現場に向かうと、そこには 想像を絶するゴミ屋敷 がありました。
息が詰まりそうな悪臭、床を覆い尽くすゴミ…。
その中で 妊娠後期の猫を含む25匹 が肩を寄せ合い、息を潜めて暮らしていました。

行政にも保護団体にも相談しましたが、返答は「受け入れ不可」。
高い場所のわずかにゴミのないスペースで眠る猫の姿を見て、胸が強く締めつけられました。
「このままここには置いておけない」
相談者と何度も話し合い、悩んだ末に、
25匹すべてを保護する決断 を下しました。
■ SNSと友人の力で始まった、仮シェルター
一時的な保護場所として、古くからの友人から月3万円で物件を借りることができ、
SNSを通じ多くの方からのご支援も集まり、仮シェルターの運営がスタートしました。
猫たちには
・全頭の避妊去勢手術
・脱肛や怪我の治療
・妊娠中の猫の出産サポート
など必要な医療を施し、生まれた子猫は無事に里親様へ繋ぐことができました。
「何があってもこの子たちを守る」
その一心で日々のお世話を重ねてきました。
しかし仮シェルターは
・駐車場が1台のみ(=常にお世話は1人体制)
・冬は極寒、夏は危険な暑さ
・日当たりが悪い部屋が多い
・屋根の一部は雨漏り
と、猫たちが安心して暮らすには厳しい環境ですした
■ 新しい “びんごねこのおうち” がはじまります
活動を続ける中で、たくさんの方のご支援とご縁に恵まれ、
ついに 新しいシェルターへの移転が実現できることになりました。
その大きなきっかけとなったのが、2025年に挑戦したクラウドファンディングです。
厳しい状況の中、たくさんの方が勇気をもって応援してくださり、
目標金額を達成し、移転に必要な資金を確保することができました。
ご支援くださった皆さまの温かさ、そして「猫たちに安心できる場所を」という想いに
心から励まされ、背中を押していただきました。
改めて、この場を借りて 心よりお礼申し上げます。
ご支援のおかげで、猫たちがこれからを過ごす新しいおうちは、
- 広々とした2階建て倉庫の2階
- 大きな窓から暖かい日差しが入る明るい空間
- 猫たちが安心して過ごせる十分なスペース
と、これまでの仮シェルターでは叶わなかった環境が整います。

クラウドファンディングで支えてくださった皆さまのおかげで、
ここから びんごねこの新しい歩みがスタートします。
本当に、ありがとうございました。
■ 2年が経ち、今も20匹がここで暮らしています
保護から2年。数匹を虹の橋へ見送りましたが、今も 20匹の猫がびんごねこのおうちで生活しています。
多くが7歳以上のシニア猫で、体調が不安定な子もいます。
体調が悪い子は自宅へ連れ帰って看病し、安定してからまたシェルターへ戻す——
そんな形で日々のケアを続けています。

■ この場所は “普通のシェルター” ではありません
びんごねこのおうちは、行政型の保護施設とは異なります。
ここは、あの日保護した猫たちの「家」。
新たにどんどん猫を受け入れる施設ではなく、
保護した猫たちはメンバーが 自宅で保護し、医療費・飼育費を自己負担 しながら里親募集を行っています。
そのため、申し訳ありませんが…
- 「近所に猫がいるから全部引き取ってほしい」
- 「その場の猫を全頭保護してほしい」
といった 丸投げのご依頼には対応できません。
私たちの人数・時間・予算では無償で全てに対応することが難しいため、
どうかご理解いただければ幸いです。
■ 保護活動には多くの費用がかかります
猫を保護すると、まず必要となるのが 初期医療 です。
・血液検査
・ワクチン接種
・駆虫処置
・必要な手術・治療
・状態が悪い猫は入院・継続治療
こうした医療費は高額になり、日々の飼育費・消耗品も欠かせません。
そのため、保護依頼の際には 医療費の一部負担をお願いしております。
大切な命を守るため、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
■ ✦ ご支援いただける物資について
譲渡会にてお預かりしている支援物資はこちらです。
・フード・おやつ
・猫砂
・爪とぎ
・ペットシーツ
・その他猫用品
欲しいものリストはこちら
■ ✦ 回収しているもの
・アルミ缶
・ぬいぐるみなどの小物類
・いなば「焼」シリーズの空袋
・CIAOちゅ〜る空袋
(譲渡会会場にお持ち込みいただけます)
■ おわりに
25匹の命との出会いから始まった「びんごねこのおうち」。
新シェルターが決まり、猫たちの未来を守るための新しい一歩を踏み出すことができました。
これからも活動報告をブログにてお知らせいたしますので、
温かく見守っていただければ幸いで
【重要】
現在、活動のキャパシティを超えているため、
新たな保護のご依頼は受け付けておりません。
理由の如何を問わず、保護および引き取りに関する個別のご相談には対応できかねます。
びんごねこには「びんごねこのおうち」という施設がありますが、
こちらは2023年2月にごみ屋敷から保護した猫たちが暮らすためのおうちです。
一般的なシェルターのように保護猫を受け入れ、お世話する施設ではなく、
新たな保護猫を収容する場所ではありません。
また、地域の状況や関わり方については、
ご相談者さまご自身にも可能な範囲でのご協力をお願いしています。
「近所に猫がいるので全て対応してほしい」
といった内容のご相談には対応いたしかねます。
恐れ入りますが、猫に関するご相談につきましては、
お住まいの自治体の動物愛護窓口や、他の保護施設へのご相談もご検討ください。
※保護依頼の対応再開時期は未定です。
※本内容に該当するお問い合わせにつきましては、ご返信できない場合があります。